宇都宮で住まいを検討する際、多くの方が迷うのが「建売住宅」と「注文住宅」の選択です。どちらが正解ということはなく、それぞれに向いている考え方や状況があります。むぎくらでも、最初は建売を検討していた方が注文住宅を選ばれるケース、その逆もあります。

建売住宅の魅力は、完成した住まいを実際に見て判断できる安心感です。間取りや日当たり、動線をその場で確認でき、入居までのスケジュールも明確です。特に「早く住み始めたい」「家づくりに時間をかけすぎたくない」という方には、合理的な選択と言えます。

一方で、暮らし始めてから「ここが少し合わなかった」と感じることもあります。収納の位置やコンセントの数など、細かな部分は後から変更しにくいため、自分たちの生活と合っているかをしっかりイメージすることが大切です。

注文住宅の魅力は、暮らしに合わせて家を組み立てられることです。むぎくらでは、「間取りを決める前に、まず暮らし方を整理する」ことを大切にしています。通勤時間、家事の流れ、将来の家族構成などを踏まえることで、数字や流行に左右されない住まいになります。

ただし、注文住宅は決めることが多く、時間もかかります。だからこそ、「全部こだわる」のではなく、「ここは大切、ここはシンプル」とメリハリをつけることが重要です。

建売か注文かを選ぶ基準は、「価格」だけではなく、「どんな暮らしを大切にしたいか」。その軸がはっきりすると、選択に納得感が生まれます。