暮らし方紹介 LIFE STYLE

Life Scene.04

O様邸/栃木県佐野市

夢に描いた“憧れ”を、
感性で“理想”のカタチに。

きっかけをくれた愛娘とともに。

ご夫妻と1歳半になる娘さんの3人で暮らすO様ご家族。家を建てると決意されたのは、お二人がまだ20代前半のときでした。それでも、家づくりをスタートさせることに、不安はなかったといいます。

「僕らが家づくりをはじめる1年ほど前に、妻の友人が家を建てていたことも背中を押してくれました。もともと親から譲り受けた土地があったので、そこまで高いハードルを感じていなかったんです。費用も慎重に計算さえすれば不安なく進めることができましたね」

O様ご夫妻が家づくりをはじめた理由は、賃貸よりも快適な生活を求めてのこと。お子さんが生まれたことを機に、本格的にマイホームを考だしたそうです。

「以前はアパートの2階に住んでいたのですが、子どもが生まれると、隣人の方に対して、自分たちの生活音が気になりはじめました。一度、引っ越しも考えたのですが、これからも家賃を払い続けるのなら家を建てたい。そのタイミングは今かなって思ったんです(笑)」

それから約1年、娘さんの成長とともに家づくりが進んで行くことになります。

家づくりをはじめたころは、娘さんはまだ0歳3ヶ月でした。

素足で触れる床が気持ちよくて、歩くのが楽しそうです。

大胆に憧れを超えていく。

自分たちが建てる家について、漠然と憧れのカタチがあったお二人。それは、“白いキューブ型の家”というものでした。

「はじめの頃は、私の中にぼやっと、『こんな家に住みたいな』という想像はあったんです。それが、打ち合わせを重ねるごとに、私たちの求めるさまざまな要素が明確になっていきます。その結果、間取りや家の形状だけをみると、まったくと言っていいほど、変わりましたよ」

しかし、自分たちが思い描いていた部分も、しっかりと残しているのがO様邸のポイントです。たとえば、リビングの吹き抜けや、しっかりと確保された収納スペースなどは、その一例。そして、旦那さまには、空間づくりに欠かせないテーマがあったといいます。

「いろいろなテイストの家がありますが、僕が意識したのは『ホテルのような空間』をつくることでした。広く、明るく、かつ収納が充実した洗面台や、寝室やキッチンの下がり天井は、そのイメージから実現したものです」

さらに、お二人が「冒険だった」と口をそろえるのが、家の外観。最後まで、白やベージュといった、いわゆる無難な色で打ち合わせは進んでいたそうです。

「終盤まで外観の色は決められずにいました。でも、注文住宅だからできるような個性を出したかったので、思い切って青にしてもらったんです。晴れた日はすごく映えますし、この色にして満足しています。はじめて来てくれる人も、一発で見つけてくれるんですよ(笑)」

白を基調に、木目のコントラストが美しい室内。

リビング上部の吹き抜けはやわらかく光を採りこみ、開放感抜群。

青空にとびきり映える、個性的なカラーの外観。

感性でつなぐ家づくり。

O様ご夫妻がむぎくらを選んだ理由は大きく2つ。1つはモデルハウスの印象、もう1つはお二人と同じ歳の設計士が担当だったことでした。

「いろいろなモデルハウスを見学したのですが、どの会社も一見すると『いいな』って思えるんです。でも、その中で唯一、私たちが暮らしていくイメージができたのが、むぎくらさんでした」

さらに実際にプランニングがはじまると、比較していた他社との違いを感じはじめます。

「他のハウスメーカーでは、年上のベテラン設計士が担当になるケースが多い中、むぎくらさんで僕たちの家を設計してくれたのは、同じ歳の女性。だから余計に親近感もありましたし、抽象的で感覚的なオーダーもすんなりと受け入れてくれましたね」

お二人が家づくりの参考にされていたのは、インスタグラムの投稿。そこから自分たちの理想を探し、打ち合わせの度に写真を見せていたといいます。

「私たちが参考写真を出すと、ほとんどの会社が、『弊社だとこちらになります』という、独自性ばかりを打ち出すような返答でした。でも、むぎくらさんは、こちらの思いを忠実に再現したり、意図を汲んだご提案をしてくれたりしたんです」

家づくりの過程において、すべての理想を具体的な形として掲示できるわけではありません。そんなときに、同世代の設計士だからこそ、ニュアンスを伝えるだけで意思疎通ができたことは、お二人にとって力強い助けになったのかもしれません。

たくさん考えてたくさん打ち合わせをして、納得のいく自分たちの理想の家が完成しました。

家族が笑顔になる出会い。

以前住んでいたアパートでは、キッチンの狭さと収納の少なさがストレスだったそうです。その思いを抱えていた奥さまにとって、キッチン周りは思い入れのあるスペースになりました。

「今の家のキッチンは、プランにあった標準仕様のものから、かなりグレードアップしてもらいました。キッチンの色を決めるために行ったショールームに、このダークグレーのセラミックトップタイプが展示されていて『これがいい!』ってお願いしたんです(笑)」

そして壁面収納も、奥さまの趣味である食器を入れるために、通常の約2倍に延長してあります。そうして出来上がったこのキッチンは、旦那さまもお気に入りの空間のひとつに挙げるほど、満足しているようです。

「このテイストのキッチンに、ぴったりなダイニングセットも見つかりました。天板が同じ素材なので、熱い鍋とかもそのまま置けるんですよ。あと、まだ子どもが小さいので、テーブルにものを叩きつけるのですが、セラミックなので、傷つくこともありません(笑)」

平日は必ず家で食事をするというO様ご家族。お料理好きの奥さまが腕を振るう食卓では、日々、家族団らんの時間が流れているようです。

まるでモデルハウスのような完璧なコーディネート。壁面収納は通常の2倍!でも、高さを抑えてすっきりとした空間をつくっています。

こだわったキッチンで、お料理の腕もどんどん上がります。

キッチンからはリビングの様子もしっかり見えて安心。

新たな日常がくれた喜び。

新しい住まいでの生活も約半年。ようやく自分たちの家という実感が湧いてきたといいます。お子さんのこと、そして夫婦の将来を考え抜いた空間。今ではここでの暮らしを楽しむ余裕が少しずつ生まれてきました。

「子どもが大きくなるにつれて、自分だけの部屋があるというのは大切なことだと思います。だから、子ども部屋は2階にしました。実は、将来的なことを考えて、平屋もいいかなって考えていたのですが、僕と妻の寝室を1階にすることで、階段を使わなくても生活ができますからね」

寝室は、リビング窓と同じ高さの大きな窓で明るい雰囲気に。

芝張りと植栽は自分たちの手で。広いので、かなり大変だったようです。

庭先でのバーベキュー、プール遊びなど楽しみは尽きません。

さらに家が完成してからは、自分たちで、庭の植栽や芝張りも行いました。

「費用を抑えるためにも、自分たちでできることはやろうと思っていたんです。芝張りや植栽は想像以上に大変でしたね(笑)。でも、友人を招いてBBQをしたときには、庭にプールも出して、子どもたちが楽しむ様子も見ることができました。最後にはテレビにカラオケをつないで、歌っていたのですが、アパートだったら考えられない生活ですよね」

これからについてお聞きすると「立地的にも静かな場所なので、家族でのんびり暮らしたい」と仰っていた旦那さま。趣味の幅も広がったり、子どもの成長を感じたり、憧れを超えた理想の住まいでの生活は、まだまだはじまったばかりです。

DATA

建築場所/
佐野市若宮下町
構造/
木造2階建て
家族構成/
夫婦+子ども1人
延床面積/
127.10㎡(38.37坪)
1階面積/
87.77㎡(26.50坪)
2階面積/
39.33㎡(11.87坪)

担当者の
コメント

ご夫婦が理想の住空間のイメージをしっかり持っていらしたので、それをいかに具現化するかに力を注ぎました。たくさん考えてたくさんお打ち合わせをさせていただきましたが、お引き渡し後もお洒落な家具やエクステリアでさらに素敵な空間に出来上がっていて、担当させていただいた私もとても嬉しく思いました。これからもO様ご家族が素敵なお住まいで楽しく幸せに暮らしていただければ嬉しいです。

設計課S.Ito

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